子どものための日本文化教室について
ー見て・触れて・本物を肌で感じる、貴重な体験ー
国際化や情報化が進み、子どもたちをとりまく環境は、日々急激な速さで変化しています。
英語や通信技術といった手段ばかりでなく、日本人として自国の文化等を知り、
場にふさわしいふるまいを身につけ、広く他国の人々と関わっていく力が必要とされています。
世界に類をみないほど豊かな日本文化や伝統芸術は、
日本の風土や四季の移ろいを楽しむ日本人の感性が長い時間をかけてつくりあげてきたものです。
これからを生きる子どもたちが、幼少の時期から、我が国の一流の芸術や文化に触れ、
さまざまな人たちとの関わりを通して、成長し、発達していくことを願います。
指導方針
1.一流の講師陣を迎え、創始者である
南部峯希が考案した能楽を中心とした
独自のカリキュラムによる文化教室へ
年間通して参加することにより、
子どもたちなりに学び、考え、楽しさを
見いだせるよう導きます。
2.発達年齢に応じて、幼児期には5領域
(言葉、人間関係、表現、健康、環境)、
児童期には各教科(国語、社会、理科、音楽、
図画工作、家庭、道徳等)が総合的に
身につくような教育を実現します。
さらに日本文化と日常生活とのつながりに
気づき、好奇心を育てることをめざします。
3.少人数制により、個性を尊重し、
創造性を養います。また相手を思いやり、
協働して活動することも重視します。
指導内容
毎回の文化教室のテーマに、四季の生活様式を取り入れ、能楽を中心として日本音楽、美術、歴史、自然、古典文学や、茶道などに触れ、
礼儀作法(心のコミュニケーション)を身につけるようなカリキュラムを組んでいます。
また、夏休みには、親子で「夏休み親と子の能楽教室」に参加し、文化教室の仲間だけでなく、親子や家族などと一緒に
国立能楽堂にて能楽を鑑賞する機会も含め、内容を構成しています。
*当教室では、子どもの独立心や集中力を養うため、保護者の教室への立ち入りをお断りしております。
募集対象・定員
幼児部:15名(令和6年4月時点で3歳以上の未就学児)
小学生部:1年生〜6年生 15名×2クラス
日程
年間14回 土曜午後
各クラス 1回1時間
会場
日本女子大学 桜楓館、目白庭園赤鳥庵、
茶道会館、国立能楽堂 ほか
※内容により、会場や時間を変更する場合があります。
初年度所要経費(単位:円)
幼児部 13万5千円
小学生部 15万円
指導講師・カリキュラム
カリキュラム | 指導講師 | ||
能楽 | 謡を謡い舞う | 観世 喜正 | 観世流シテ方 |
笛を吹く | 一噌 隆之 | 一噌流笛方 | |
小鼓を打つ | 大倉 源次郎 | 大倉流小鼓方 十六世宗家 | |
大鼓を打つ | 柿原 弘和 | 高安流大鼓方 | |
大鼓を打つ | 小寺 真佐人 | 高安流大鼓方 | |
狂言の型をならう | 山本 則孝 | 大蔵流狂言方 | |
鑑賞 | 鵜澤 光 | 観世流シテ方 | |
茶道 | お茶を点てる・お客様の作法 | 北見 宗雅 | 裏千家 茶道教授 |
能楽指導コーディネート担当 | 鵜澤 光 | 観世流シテ方 | |
能楽指導助手 | 渡辺 瑞子 | 観世流シテ方 | |
顧問 | 本多 佐保美 | 千葉大学教育学部教授 |
【お申込み・お問合わせ先】
一般財団法人 伝統芸術振興会
[TEL]03-6804-5396(平日10時~17時)
[FAX]03-6804-5397(終日)
[E-mail]dentougeijutu@iptpa.jp
保護者の声
立ち居振る舞いが変わった
高橋 祐美子さん
社会に出る基礎も身について
橋立 隆さん
大人になってから大きな宝に
井田 久美子さん
一生の財産を伝えていく
野口 緑さん
「本物」が子どもの興味を広げていく
木村 基治さん
久美さん
本物に触れているからこその継続
浅野 修一郎さん
有華さん
日本文化を自然な形で身に付ける
安達 真里さん
演奏や技術ではなく文化を学ぶ
鈴木 佳加さん