第15期 第5回

平成31年度 第15期

6月15日 お茶を点てる・お客様の作法
    講師 北見 宗雅 先生

梅雨の頃らしく、というには本降りの雨が降りしきる一日、茶道会館の雨に濡れた木々の緑が印象深く思い出されます。今年最初、お茶室においての立ち居振る舞いからお稽古致しました。床の間を拝見してから袱紗さばき等、割り稽古に入りました。お菓子は、雨に濡れた趣向のあじさいのきんとん。子ども達ひとりひとり自分でお茶を点てました。 床の間の花は、ききょう、なでしこ、あじさい、ほたるぶくろ、源平しもつけ、紅花です。

《季節の便り》

ちょうど梅雨の季節に旬を迎えます枇杷は、楽器の琵琶に形が似ているところから名前がつきました。ふっくらとした実のやさしいだいだい色が目に好ましく映ります。この枇杷の色を萱草色(かんぞういろ)とも言うそうです。萱草は夏の野山に咲く中国原産のユリ科の多年草です。