平成31年度 第15期
5月11日 謡を謡い舞う
講師 観世 喜正 先生

観世喜正先生にお稽古して頂きました。
謡は「鞍馬天狗」の中から、山から桜の便りがきた場面を皆で元気よく謡えたようです。それから運びの練習をして、面(おもて)と、白・黒・赤の頭(かしら)、鬘(かづら)を拝見しました。子ども達の中から希望者を募って、面をかけさせて頂いたり、頭を付けさせて頂いたりもしました。
床の間の花は、柚子の花です。
《季節の便り》柳につばめ
5月にはいり、風に揺れる柳の新緑がまぶしい季節になりました。柳は中国原産で種類は大変多いのですが、画題に選ばれるのはたいていしだれ柳とのことです。
「見渡せば柳さくらをこきまぜて都ぞ春の錦なりける」(古今集・春・素性法師)この歌が柳に対する日本人の美意識を形成し、柳文様の基本となりました。柳とさくら、柳と橋、柳とつばめの取り合わせがよく見られます。