平成31年度 第15期
2月29日 茶道 お茶を点てる・お客様の作法
講師 北見 宗雅 先生

茶道の教室では最終回に保護者の皆様に子ども達の点てたお茶とお菓子を召し上がって頂きます。一年で三回のお稽古とはいえ、子ども達は覚えが早く、また長年通っている子ども達は、割り稽古を繰り返してきているので、落ち着いてお点前を披露できました。
当日は桃の節句の室礼、お雛様が飾られていました。五人囃子の並びは、見たときの並び順に記すと「太鼓」「大鼓」「小鼓」「笛」「謡」となります。能舞台と同じです。
《季節の便り》
ひな祭り、桃の節句、おひなさま、いろいろに呼ばれて女の子のお祝いに定着したのは江戸時代以降のこと。元は古くから中国にあった行事で「上巳(じょうし)の節句」と言います。「巳」は十二支の「ミ」、つまり「へび」で「上巳」とは陰暦三月の最初の巳の日のこと。日本では、旧暦三月頃、ひとがた(人形)に穢れを移して水に流し、禊をする日でした。
「源氏物語」(須磨)には浜辺に幕を張ったところで陰陽師が祓いをして、船に物々しい人形を乗せて流す、という挿話が語られています。