第15期 第16回

平成31年度 第15期

12月21日 長唄を唄う・三味線を弾く
     講師 東音石川 賀要子 先生

今年三度目の三味線のお稽古。三味線に触れることさえおっかなびっくりだった初回のときから比べると、構え方に余裕が見られます。長年通って、繰り返し練習してきた上級生は一曲を仕上げることができ、最後に皆の前で演奏を披露してくれました。 少し慣れてきたところで、舞台で使う上等の三味線とバチで先生に演奏して頂き、音の違いを聴き比べました。床の間の花は山茶花です。

《季節の便り》

12月23日は一年でいちばん昼の時間が短くなる日、冬至です。かぼちゃを食べたり、柚子湯に入ったりはよく知られておりますが、地域によっては小豆粥を食べるなど他にもいろいろな風習があるそうです。かぼちゃは貯蔵がきくので、野菜の乏しくなる冬には貴重なビタミン源でした。冬至を境に少しずつ日が伸びてゆくとはいえ本格的な寒さはこれから、柚子湯に浸かって温まるのは冬の楽しみのひとつです。陰陽説では冬至の直前に陰が極まり、冬至から陽がひとつ戻ってくると考えられていて、これを「一陽来復」といいます。寒さの只中、これから春が来る、幸運に向かうことの例えとして使われます。