平成31年度 第15期
9月28日 長唄を唄う・三味線を弾く
講師 東音石川 賀要子 先生

三味線のお稽古は今期二回目。
幼児クラスの子ども達は、ひとりで三味線を抱えるのもまだ覚束なく、先生に手を添えてもらいながら弦を押さえて音を出しました。上級生の子ども達はそれぞれ一曲を仕上げることを目標に稽古に励みました。
床の間の花は、芙蓉と萩です。
《季節の便り》
お彼岸の頃に咲く彼岸花。今年はいつまでも暑さが残り、なかなか秋めいた日が続かないせいか例年より遅く花を咲かせているようです。彼岸花にはいくつも異名があります。例えば「曼殊沙華」というのは赤い花という意味の梵語。地獄絵の燃え盛る業火からの連想でしょうか「地獄花」の名前もあります。また、毒を持っていることから「手くされ」と呼ぶところもあるそうです。彼岸花は茎だけがスッと伸びて、てっぺんに紅の花を咲かせ、花が落ちるとその後から葉が生えてその葉も春になると枯れる、その繰り返しなので「ハミズハナミズ」の名前もあります。花と葉はいつまでたっても会えない、そんな観察が生きている名前、彼岸花の姿の異様がたくさんの異名を持つ理由でしょうか。